米国株

米国株・エネルギーセクターは分散で少額投資するのがおすすめ

2022年10月2日

みなさん、こんにちは。

現役メガバンカー兼ファイナンシャルプランナーのSundayです。

 

今回は米国株のエネルギーセクターについてまとめていきます。

 

この記事で得られる知識

  • エネルギーセクターには投資すべきか?
  • エネルギーセクターに投資するならどんな投資先があるのか?

 

結論、米国株のエネルギーセクターには分散で少額投資するのがおすすめです。

それでは詳しく解説していきますね。

 

エネルギーセクターとは

 

米国株は11のセクターに分けられているのですが、エネルギーセクターはその中の一つです。

 

どんなことをしているかというと石油や天然ガスの生産・販売。

また、エネルギー産業向けの関連機器の製造や販売をしている企業もあります。

 

具体的には上流企業・中流企業・下流企業に分かれています。

  • 上流企業 ⇒ 掘削、生産
  • 中流企業 ⇒ 輸送
  • 下流企業 ⇒ 精製、製造、販売 

 

エネルギーセクターの特徴


エネルギーセクターの特徴

  • 不況に強い
  • 値動きが荒い
  • 原油価格に左右される
  • 高配当銘柄が多い

 

石油とかガソリンって景気に関係なく一定程度は必要なものですよね。

だからエネルギーセクターは不況に強いセクターとして位置づけられています。

 

ただ、原油価格の影響を大きく受けるので、値動きが荒いです。

OPECの政策で価格が大きく動いたり、産油国の経済状況によって大きく変動してきます

 

実際この記事を書いている2022年9月現在ではロシア・ウクライナ戦争の影響で原油価格は大きく変動し、エネルギーセクターの株価も大きく変動しています。

 

エネルギーセクターは分散で少額投資すべし

 

ここまで申し上げてきたとおりエネルギーセクターは値動きが大きく、不況に強いセクターです。

 

大きく保有するセクターではなく、分散で少額持っておくセクターだと思います。

 

実際に好景気時に上昇しやすいNASDAQとエネルギーセクターのETFの値動きを比較してみましょう。

 

 

青の線がエネルギーセクターのETFであるVDE。

オレンジの線がNASDAQです。

 

この1年でみるとNASDAQは25%下落しているのに対し、VDEは30%上昇しています。

 

2022年のようにインフレ懸念、FRBによる利上げが行われているような環境ではエネルギーセクターの強さが光ります。

とはいえ、もちろん環境が変われば今と逆の動きをすることもあるので、注意が必要です。

 

エネルギーセクターはインフレや景気後退に備えて一部分散で持っておくのがベストだと思います。

 

エネルギーセクターのおすすめETF

 

米国エネルギーセクターの代表的なETFを2本ご紹介します。

正直このどちらかに投資しておけば間違いないかなと思います。

 

バンガード 米国エネルギーセクターETF(VDE)

 

純資産額 約1.13兆円
配当回数/年 4回
配当利回り 3.68%
経費率 0.10%
Sunday
経費率が安く、高利回りなのが魅力的ですね!

 

代表的な組入銘柄を見てみましょう。

銘柄名 比率
エクソンモービル 21.74%
シェブロン 15.93%
コノコフィリップス 7.64%
EOGリソーシズ 3.84%
オクシデンタルペトロリアム 3.59%

上位5銘柄で5割超占めているので、分散効果は低めですね。

 

エネルギーセレクトセクターSPDRファンド(XLE)

 

純資産額 約5.4兆円
配当回数/年 4回
配当利回り 4.45%
経費率 0.11%

経費率はVDEに比べ若干高いですが、安定的な純資産額と高配当が魅力です。

 

こちらの代表的な組入銘柄も見ていきましょう。

銘柄名 比率
エクソンモービル 22.67%
シェブロン 20.75%
コノコフィリップス 4.89%
オクシデンタルペトロリアム 4.68%
EOGリソーシズ 4.38%

VDEと比べて若干比率の違いはありますが、上位5社は同じです。

こちらも上位5社で5割超を占めていますので、分散効果は弱いです。

 

Sunday
ETFといえどもエネルギーセクターのETFは分散効果が低いので少額で保有しておくのがいいですね!

 

エネルギーセクターのおすすめ個別銘柄

 

私は基本的にETFで十分かなと思いますが、個別銘柄で買っていきたい方向けにおすすめの個別銘柄をご紹介いたします。

 

シェブロン

 

「上流セグメント」で原油・天然ガスの探査、開発生産を行い、「下流セグメント」で精製、販売、輸送を行っています。

 

一つの企業で上流から下流まで担っている大手エネルギー会社です。

 

設立 1879年
時価総額 40.5兆円
売上高 22.4兆円
従業員数 42,595人
株価 143.67ドル
PER 7.86倍
配当利回り 3.92%


オクシデンタルペトロリアム

 

上流、中流、下流の事業を一社で行っている大手エネルギー会社です。

 

2022年には投資家ウォーレン・バフェットが大きく購入したことでも話題になりました。

 

割安感があり、今後も株価の上昇が期待できることへの現れですね。

 

設立 1920年
時価総額 8.2兆円
売上高 3.8兆円
従業員数 11,678人
株価 61.5ドル
PER 4.45倍
配当利回り 0.84%

まとめ

 

最後にこの記事のまとめです。

 

エネルギーセクターは不況に強く、高配当銘柄が多いですが、値動きは荒いです。

 

よって、エネルギーセクターには不況に備えて少額で投資しておくのをおすすめします

いわゆる分散投資ですね!

 

エネルギーセクターへの投資方法は、個別株を選定する方法も紹介しましたが、個人的にはETFをおすすめします

理由は、そもそもエネルギーセクターのリスクが高いから。

個別銘柄で戦うより、銘柄が分散されているETFで戦った方が無難だと思います。

 

最後に・・・

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Sunday

「銀行を辞めたい銀行員による資産形成」をテーマに情報発信しております。 【収入】 給与50万円/月、不動産35万円/月、太陽光25万円/月、配当30万円/年 【保有資格】 ファイナンシャルプランナー1級 宅地建物取引士 【経歴】 国立大学卒業→メガバンク入社(入社12年目) 【投資先】 米国株、投資信託、仮想通貨、アパート、太陽光

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