仮想通貨

ビットコインとイーサリアムの違い~初心者でもわかるように解説します~

2022年6月18日

会社員Aさん
仮想通貨といえばビットコインとイーサリアムの名前をよく耳にするけど、どんな違いがあるんだろう?

 

ビットコインとイーサリアム、仮想通貨を購入された方・購入を検討している方は皆さんご存じの通貨ですよね。

でも、それぞれの通貨にどんな特徴や強み、将来性があるのか深堀できていない方も多いのではないでしょうか。

これが理解できるとビットコインとイーサリアムへの投資目的が明確になり、自信を持って投資できますよ。

 

私もよくわからずなんとなく投資していたときは価格が暴落して不安になっていました。

でも、ビットコインとイーサリアムの違いや通貨の目的を理解してからその不安はなくなりました。

 

投資するという観点で最低限抑えておくべきビットコインとイーサリアムの違いをご説明しますね。
Sunday

 

 

ビットコインとイーサリアムの違い


ビットコインとイーサリアムは仮想通貨というくくりでは同じですが、通貨の目的は大きく異なります


ビットコインの目的


ビットコインの一番の目的は送金や決済です。

政府や中央銀行が発行している通貨の代替として誕生しました。

世界のどこからでも個人同士が自由に支払いや送金ができるというのがコンセプトです。

銀行などの金融機関が間に入らずに送金ができるなんて画期的ですよね!

 

イーサリアムの目的


イーサリアムの一番の目的は非中央集権的アプリケーションの開発です。

このアプリケーションを開発するためのプラットフォームを「イーサリアム」と呼びます。

ちょっとややこしいのが、このプラットフォームの中で利用する通貨も「イーサリアム」と呼ばれています。

我々が仮想通貨として取引所で売買しているのは、後者のことです。

「非中央集権的」ですので、仲介者を入れず、プラットフォーム内で取引を完了させることを目的としています

ちょっと頭が混乱しているかもしれませんが、今はなんとなくのイメージで大丈夫です!

 

ビットコインの特徴


ビットコインはサトシ・ナカモト(匿名・個人かグループかも不明)によって公開された世界初の暗号資産です。

2009年に運用を開始しています。

 

ビットコインの主な特徴は以下のとおりです。

  • 送金・決済機能
  • 取引履歴を管理できる
  • 発行上限がある



送金・決済機能


先程も申し上げたとおり、ビットコインの一番の目的は送金・決済です。

現在、世界には政府や中央銀行が発行した様々な通貨(円・ドル・ユーロなど)が存在していますよね。

これらの通貨を送金するには金融機関などの仲介役が必要です。

 

一方ビットコインはこの仲介役なしに世界のどこからでも個人間で送金を完了させてしまいます

なぜそんなことが可能なのか?

それは次でご説明する取引履歴の管理ができるからです。


取引履歴の管理

 

すべてのビットコインはコピーや改ざんが不可能になっています。

また、ビットコインはブロックチェーン上ですべての取引履歴を管理しています

こういった機能が仲介役である金融機関なしで世界中の送金を可能にしているんです。

 

発行上限がある


ビットコインには2,100万BTCという発行上限が定められています。

ビットコインは10分に1回ブロックを生成できるのですが、上限があるので、発行をコントロールしています。

2140年がビットコイン最後の発行と言われています。

需要は高まっていくことが予想されますが、供給は限定されているので、価格は上昇しやすいと考えられますね!

 

 

イーサリアムの特徴


イーサリアムはビットコインから遅れること5年、2014年に運用を開始しています。

ロシア系カナダ人のVitalik Buterinによって考案されました。

 

イーサリアムの主な特徴は以下のとおりです。

  • スマートコントラクトの実装
  • 継続的に行われるアップデート
  • 発行上限なし

 

スマートコントラクトの実装


イーサリアムはスマートコントラクト機能を実装しています。

スマートコントラクトと急に言われても「?」ですよね。

もちろん私も最初は「?」でしたので大丈夫です!

 

スマートコントラクトは決められた設定で自動的に実行されるシステムです。

よく自動販売機に例えられます。

飲み物を買いたい人がお金を入れてボタンを押せば、飲みたいものが自動で出てきまよね。

こんな設定のことです。

 

スマートコントラクトは人なしに契約が成立する仕組みです。

不動産売買とかだと通常仲介業者がいますよね。

イーサリアムを使えば、そういった仲介者なしに契約が成立するということです。

 

 

継続的に行われるアップデート


イーサリアムは継続的にアップデートされており、今後もアップデートが予定されています。

というのもNFTDeFiなどの急激なブームにより、ネットワークが混雑し、利用者の費用(ガス代と言われている)が高騰してしまっており、アップデートによりこういった問題点を是正していく予定です。

いい形でアップデートされれば、イーサリアムの価格上昇が期待されますね

 

発行上限がない


ビットコインが2,100万BTCという発行上限があるのに対してイーサリアムには発行上限がありません

また、ビットコインのブロック生成時間が10分なのに対し、イーサリアムは約15秒でブロック生成可能です。

 

つまり、イーサリアムは大量発行が可能ということです。

それだけ一気に広まっていく可能性を秘めているということです。

 

一方で大量発行してしまうと需要と供給の関係で価格が下落する可能性もあります。

ここをコントロールしていくことがイーサリアムの課題です。

 

先程申し上げた定期的なアップデートの中で発行上限を今後設ける可能性もなくはないと思います。

そのときは価格が上昇する要因になりそうですね。

 

 

ビットコインの価格変動要因



ここからは投資するうえで注目すべき代表的なビットコインの価格変動要因を見ていきましょう。

 

  • 大手企業によるビットコインの採用発表
  • 半減期の影響
  • 各国の規制強化の影響

 

大手企業によるビットコインの採用発表


ビットコインは決済手段を目的とした通貨です。

どれだけ普及するかがポイントになります。

 

例えば、アメリカのテスラやペイパル、中国のバイドゥなどの大手企業がビットコインの採用を発表したり、採用を検討することを発表するたびに価格は上昇しています。

 

今後も大手企業の動向には注目すべきですね。

 

 

半減期の影響


ビットコインはマイニングという作業によって発行されています。

マイニングしている人は報酬をもらっているのですが、半減期はこの報酬額が半額になる時期のことをいいます。

報酬が半分になるわけなので、発行する側は発行を抑制します。

そりゃ報酬が高いときに発行したいに決まってますよね。

 

これまで2012年、2016年、2020年に半減期が訪れました。

その翌年、ビットコインバブルが起こっています。

つまり供給が減っているので価格が上昇したということです。

今後もこの半減期には要注目です。

 

各国の規制強化の影響


各国の規制や税制によってビットコインの価格は大きく影響を受けます。

 

例えば日本で仮想通貨の利益は雑所得として計算されます。

つまり、仮想通貨と給与所得を合算し、最高55%で課税されるということです。

この税制だと日本の高所得者はなかなか参入しづらいですよね。

こういった制度がいい方向に変われば、価格の上昇要因になります。

 

また、中国では仮想通貨取引所の閉鎖やビットコインマイニングの禁止などの動きもあります。

各国の規制は価格に大きな影響を与えるので今後も注目ですね。

 

 

イーサリアムの価格変動要因


イーサリアムの代表的な価格変動要因も見ていきましょう。

 

  • プラットフォームを利用した資金調達の浸透
  • DeFi市場の拡大
  • イーサリアムのアップデート

 

 

プラットフォームを利用した資金調達の浸透


ちょっとイメージがつきにくいですが、イーサリアムのプラットフォーム上では新たな仮想通貨を発行することができます。

企業はプラットフォーム上で独自の通貨を発行し、それを投資家に買ってもらうことで、資金調達することが可能です。

これまで企業は株式を上場して資金調達を行ってきましたが、イーサリアムのプラットフォームを使えば、コストや審査の手間を大きく省くことができます。

 

プラットフォームでの資金調達が浸透していくとイーサリアムの価格はさらに上昇していくでしょう。


DeFi市場の拡大


DeFiとは直訳すると「分散型金融」という意味です。

非中央集権的金融ということです。

 

これまで預金・支払・借入など金融サービスを利用するには金融機関を通す必要がありました。

しかし、イーサリアムのプラットフォームを利用し、先程説明したスマートコントラクトの機能を使えば、金融機関なしに様々な手続きが可能になります。

 

これらが普及してくるとイーサリアムの必要性は高まり、価格上昇要因になります。

 

 

イーサリアムのアップデート


先程も申し上げましたが、イーサリアムは継続的にアップデートされています。

今後もアップデートは継続される予定です。

 

アップデートにより、利便性が高まったり、コストが削減されたりすれば、価格の上昇要因になります。

アップデートにも注目していきましょう。

 

 

まとめ



ここまでご説明してきたとおり、ビットコインとイーサリアムは目的も用途も全然違う通貨です。

ただ同じなのはどちらもこれからの私たちの生活をより豊かにするツールだということです。

 

ですので、どちらが投資対象としていいとか優劣をつけるのは違うかなと思います

正直資金に余裕があるなら両方買った方がいいと思っています。

私自身はビットコイン、イーサリアムどちらにも期待しているので、両方保有しています。

 

この記事を見てビットコインやイーサリアムを購入してみたいという方は国内取引所での購入をおすすめします。

大手取引所のリンクを貼っておきますね。

 

bitFlyer

ダウンタウンのまっちゃんがCMしてる会社です。

ビットコインの取引量は国内NO.1

 

Coincheck

松田翔太さんがCMしてる会社です。

取扱銘柄数は国内最多。

 

GMOコイン

個人的にはアプリが一番見やすくて使い勝手がいいです。

 

口座開設する前にもう少し知識をつけたいなという方はこちらの記事も是非ご覧ください。

 

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投資は楽しむことが一番です!

知識をつければ投資を楽しめると思います!

一緒に資産形成を楽しみましょう!

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Sunday

「銀行を辞めたい銀行員による資産形成」をテーマに情報発信しております。 【収入】 給与50万円/月、不動産35万円/月、太陽光25万円/月、配当30万円/年 【保有資格】 ファイナンシャルプランナー1級 宅地建物取引士 【経歴】 国立大学卒業→メガバンク入社(入社12年目) 【投資先】 米国株、投資信託、仮想通貨、アパート、太陽光

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