みなさま、こんにちは!
現役銀行員で投資家のSundayです。
今回は米国高配当ETFで有名なSPYDについての記事となっております。
こんな方におすすめの記事
- 給料とは別に配当金のお小遣いが欲しい
- 月3万円の配当金をもらう方法が知りたい
- SPYDってどんな銘柄なの?

SPYDで月3万円の配当金生活を目指す

もちろん目指す目標は人それぞれですが、私は月3万円の配当収入を狙えば十分と考えています。


SPYDの配当利回りは約4%
配当利回りは時期によって変わってきますが、SPYDの配当利回りは大体4%前後で推移しています。
日付 | 価格 | 分配金 | 配当利回り |
2022/12/16 | 39.09ドル | 0.507258ドル | 5.19% |
2022/9/16 | 39.18ドル | 0.418383ドル | 4.27% |
2022/6/17 | 39.30ドル | 0.40499ドル | 4.12% |
2022/3/18 | 42.76ドル | 0.65271ドル | 6.11% |

月3万円の配当金を得るための原資
月3万円の配当を得るということは年間で36万円の配当金が必要です。
メモ
- 36万円÷4%=900万円

SPYDで月3万円の配当金生活をするために必要な原資を貯める方法

ここからはSPYDで月3万円の配当金を得るための原資を貯める方法を解説します。

月3万円の配当金を得るために必要な期間
900万円を積み立てるために必要な年数を計算してみましょう。
SPYDの株価は横ばいで推移すると仮定しましょう。
月々の積立金額 | |||
3万円 | 5万円 | 10万円 | |
年数 | 25年 | 15年 | 7.5年 |

NISAの活用
月3万円の配当生活を実現しても約20%(6,000円)は税金で持っていかれます。
それを回避できるのが非課税で運用できるNISA口座です!

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SPYDの構成について

SPYDが利回り約4%の高配当ETFであることはここまででわかったと思います。
ここからはもう少し詳しくSPYDの構成についてみていきましょう。
SPYDのポイント
- S&P500採用銘柄のうち配当利回り上位80銘柄を選定
- 年2回組入銘柄を入れ替え
- 値動きが大きいセクターの比率が高い
SPYDの構成銘柄(2023年1月現在)
SPYDの構成銘柄を見ていきましょう。
先程お伝えしたとおり、SPYDはS&P500採用銘柄のうち配当利回り上位80銘柄を組み入れています。
一応上位5銘柄にどんな銘柄が入っているのか見ておきましょう。
順位 | 銘柄 | 事業内容 | 比率 |
1 | プリンシパル・フィイナンシャル・グループ | 退職者向けの投資商品や保険商品などをグローバルに販売 | 1.77% |
2 | カーディナル・ヘルス | ヘルスケアの安全性と生産性を向上させる製品・サービスを提供 | 1.71% |
3 | ギリアド・サイエンシズ | 新薬の研究開発を行うバイオ医薬品企業 | 1.65% |
4 | エクソン・モービル | 原油・天然ガスなどの採掘、生産 | 1.63% |
5 | シェブロン | 石油、化学、採掘、発電、エネルギーサービス | 1.61% |
SPYDのセクター比率
次はSPYDの構成セクターを見ていきましょう。
順位 | セクター | 比率 |
1 | 金融 | 21.91% |
2 | 公益事業 | 15.94% |
3 | 不動産 | 14.36% |
4 | エネルギー | 9.49% |
5 | 生活必需品 | 7.52% |

SPYDは景気に敏感な「金融」や「不動産」の占める割合が高いです。

SPYDのメリット

SPYDのメリット
- コストが安い
- 他ETFよりも高配当
コストが安い
SPYDの魅力はコストが安いことです。
年間の経費率は0.07%!
投資信託等では年間1%以上の経費がかかるものも多いですから驚きのコスト安!
他ETFよりも高配当
SPYDは他の高配当ETFと呼ばれる銘柄よりも利回りが高いです。
というのもS&P500採用銘柄の中から常に入れ替えを行い、高配当銘柄を抽出しているからです。
参考までに代表的な高配当ETFの直近の利回りを記載しておきますね。
参考(2023年1月現在)
- SPYD 4.91%
- HDV 3.56%
- VYM 2.98%
SPYDのデメリット
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SPYDのデメリット
- 銘柄選定が機械的
- 価格の変動が大きい
銘柄選定が機械的
先程申し上げたとおりSPYDはS&P500採用銘柄から高配当銘柄を80選定しています。
選定基準は「高配当」で、そのときの景気などは特に考慮されていません。
結果的に「金融」や「不動産」「エネルギー」に高配当銘柄が集中しているので、SPYDは景気に左右されやすいポートフォリオになっています。
実際コロナショックでは1ヶ月で約35%価格が下落しました。
為替リスク
SPYDは米国の高配当ETFです。
ドル/円の影響をそのまま受けます。
メモ
- 円安(1ドル100円 ⇒ 1ドル110円)⇒ 価格上昇
- 円高(1ドル100円 ⇒ 1ドル90円)⇒ 価格下落
まとめ
いかがだったでしょうか?
最後に本記事のまとめです。
- SPYDで月3万円の配当金を得るには900万円の原資が必要
- 月3万円の積立 ⇒ 25年
- 月5万円の積立 ⇒ 15年
- 月10万円の積立 ⇒ 7.5年
SPYDのポイント
- コストが安い
- 高配当銘柄を機械的に選定
- 価格の変動が大きい
SPYDにはメリット・デメリットありますが、価格の変動も大きいので私は月3万円の配当金を目指すくらいが妥当だと考えています。
SPYDはネット証券なら基本的にどこでも購入できますが、代表的なところのリンクを貼っておきますね。
何度も申し上げていますが、SPYDは価格の変動も大きいです。
一括で購入せず、必ず時間分散を行いましょう。
コツコツ積み立てていくのが成功のカギです。
一緒に投資を楽しみましょう!