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VYMで配当金生活はできるのか?【結論】わたしは月5万円の配当収入を目指します!

2022年8月8日


米国高配当ETFの代表といえば、VYM

 

最近配当金を収入源にし、FIRE(経済的に自立し、早期リタイア)したという本をたくさん拝見します。

しかし、結論VYMの配当金だけで生活をしていくには、莫大な原資が必要で、積み立てるにも時間がかかります

 

実際わたしは、月5万円程度の配当収入を狙っていくのが現実的で一般サラリーマンでも目標が立てやすいと考えています。

 

VYMで配当金生活をしていくにはどれくらいの原資と期間が必要なのか解説していきますね!

 

その前に、そもそもVYMってどんなETFだっけ?

と疑問に思った方はまずこちらの記事をご覧ください。

VYMの構成銘柄は?VYMの魅力をお伝えします【2022年8月】

続きを見る

 

VYMで配当金生活するために必要な原資

 

月々の配当収入の目標をいくらにするかで必要原資が決まってきます。

 

VYMの配当利回りは約3%です。

配当金は3月・6月・9月・12月の年4回ですが、ひと月換算のほうがわかりやすいので、そちらで考えていきますね。

 

  配当収入
月5万円 月10万円 月15万円 月20万円
必要な投資資金 2,000万円 4,000万円 6,000万円 8,000万円

 

いかがですか?

月5万円の配当収入を狙っていくのでも結構な金額ですよね!?

 

では、どのような計画でこの資金を積み立てていくのかをこの後解説していきます!

 

配当金生活の原資を貯める必要期間

 

目指している配当収入を得るために必要な原資を貯めるにはどれくらいの積み立てが必要なのか解説していきます。

 

過去10年を振り返るとVYMの価格は平均年10%程度上昇しています

 

とはいっても、これまですごい勢いでしたので、年間8%の価格上昇を見込んでシミュレーションしていきたいと思います!

 

月5万円の配当収入を目指す

 

先程紹介したとおりVYMで月5万円の配当収入を得ようとすると2,000万円の原資が必要です。

 

2,000万円の積み立てプランはこちらです。

 

  月々の積立金額
3万円 5万円 10万円
年数 22年 17年 11年

 

普通のサラリーマンで月の手取りが30万円としたら月10万円の積み立てって結構キツいですよね?

 

VYMに全力を注げば月10万円いけるかもしれませんが、私個人的にはいろいろなものに分散投資していただきたいので、月3~5万円が妥当かなと思っています。

 

月10万円の配当収入を目指す

 

月10万円の配当収入を目指すには4,000万円の原資が必要でしたね。

4,000万円を作るにはどんなプランになるのでしょうか?

 

  月々の積立金額
3万円 5万円 10万円
年数 30年 24年 17年

 

20代から積み立てを始めれば月3万円でもなんとか・・・

しかし、30代以上の方がVYMで配当収入10万円を目指そうと思うと月5万円は積み立てていきたいですね。

 

月15万円の配当収入を目指す

 

月15万円の配当収入を目指すには6,000万円の原資が必要でしたね。

これを目指すプランを見ていきましょう。

 

  月々の積立金額
5万円 10万円 15万円
年数 29年 21年 17年

 

ここまでくると最低月5万円の積立をしないと正直厳しいです。

 

月20万円の配当収入を目指す

 

最後に月20万円の配当収入を目指すプランを紹介します。

ここまでくると配当収入だけである程度の生活ができますね!

 

  月々の積立金額
10万円 15万円 20万円
年数 24年 20年 17年

 

しかし、その分積立金額もかなり大きなものです。

月10万円は積み立てていきたいところですね。

 

若い+入金力に自信がある方でないとなかなか厳しいのが現実・・・

 

VYMが配当金生活に向いている理由

 

ここからはVYMが配当金生活に向いている理由をご説明いたします。

 

VYMが配当金生活に向いている理由

  • 株価が下がりにくい
  • 高い配当利回り
  • 安定的に増配している

 

株価が下がりにくい

 

これは非常に大切なことです。

 

配当利回りが3%といっても元本が下がってしまえば、3%の配当金の実額は下がってしまいます。

 

VYMは過去株価が右肩上がりであることから配当金目的で長期保有する銘柄にふさわしいと言えます。

 

出典:SBI証券


高い配当利回り

 

VYMが配当金生活に向いている理由は当然ですが、配当利回りが高いこと。

 

2022年8月現在の配当利回りは3.02%です。

 

これはETFの中では非常に高い水準です。

 

ETFの代表といえば、S&P500に連動しているVOOやNASDAQに連動しているQQQ。

 

ちなみにVOOの配当利回りは1.48%。

QQQの配当利回りは0.58%です。

 

VYMの配当利回りの高さがわかりますね!

 

安定的に増配している

 

最後にVYMが配当金生活に向いている理由は増配が続いていることです。

 

1VYMあたりの配当金(ドル)
2022年
2021年 3.0961
2020年 2.9061
2019年 2.8418
2018年 2.6492

 

増配してくれているのは配当金生活の実現を早めてくれる大きな材料ですね!

 

私がVYMで月5万円の配当収入を目指す理由

 

私もVYMの積立を行っていますが、実際には月5万円程度の配当収入を目標にしています

 

なぜ?もっと高い目標を持てばいいのに!

そう思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

でも、私の入金力や投資方針では月5万円の配当収入を目指すのが妥当だと思っています。

みなさんにもそれぞれの入金力や投資方針があると思いますが、参考までに私の考え方を記載させていただきます。

 

VYM1本にしぼっているわけではないから

 

VYMの価格は安定的に上昇しているし、高い配当率も実現していますが、今後も絶対にそれを維持できるとは限りません。

 

ですので、私はVYM以外の商品にも分散投資をしています

 

例えば、個別株も私は保有しています。

私がおすすめする高配当個別銘柄は別記事で紹介しているので、気になる方はご覧ください。

 

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私はVYM1本にしぼっているわけではなく、様々な商品に分散させているので、VYMの配当金は月5万円程度が目標でいいかなと思っています。

 

5万円あれば生活に余裕が出る+次の投資の原資になる

 

これは当然ですが、毎月5万円の配当収入があれば、生活に余裕が出てきますし、その配当金で次の投資先へ積み立てを行うことができます。

 

配当収入の目標金額は個人個人で違って当たり前です。

 

配当金で生計を立てて、退職したい方は月5万円では足りませんし、お小遣い程度の収入でいい方は月1万円でもいいと思います。

 

自分の積立可能金額や配当金の使い道で目標金額は設定していきましょう!


まとめ

 

VYMで配当金生活はできるのか?というテーマでお話してきました。

 

VYMの配当利回りは約3%でしたね!

 

投資方針は人それぞれですが、わたしは月5万円の配当収入(元本2,000万円)を目指します。

 

その理由は、

  • 自分の入金力ではこの金額が妥当だから(月5万円×17年の積立)
  • VYMだけではなく別資産にも分散投資しているから

 

目標金額はそれぞれ違って当然です。

配当金生活をするうえで重要なのは目標を立て、計画することです!

 

目標を立てればなんだかワクワクしてきませんか!?

 

最後になりますが、配当金生活を目指すならNISAを活用して運用しましょう!

目標達成までの期間を短縮することができます。

 

⇒金融庁NISA特設ウェブサイト

 

マネックス証券


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Sunday

「銀行を辞めたい銀行員による資産形成」をテーマに情報発信しております。 【収入】 給与50万円/月、不動産35万円/月、太陽光25万円/月、配当30万円/年 【保有資格】 ファイナンシャルプランナー1級 宅地建物取引士 【経歴】 国立大学卒業→メガバンク入社(入社12年目) 【投資先】 米国株、投資信託、仮想通貨、アパート、太陽光

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